かきつはた否かきつばた(初句を折句)
かきつばた清らにひらく追憶にバージン諸島の太陽は照る
をみなへし三十一文字の謎歌を偏愛したる蒐集家ゐて
サクラサククラキハルコソランマンノサクラヨサクラクヲンノソラニ
蘇る妙計秘策を外伝に平談俗語の縷述見るなり
涙果つ汀の鳥は濁流を離れ希望と連れだちて飛ぶ
草萌ゆるさはさは風は萌葱色ゆふぐれまへの瑠璃紺のてふ
なゐの神井戸より出でる野を思ふ 海馬に絵師が未来を描く
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2011年 短歌人7月号 山科真白
Picture by : Toni Frissell