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赤白と椿は順に落ちゆきて次はヨハネの首落つる音
吾が髪に人差し指を絡ませて汝が作りたるメビウスの輪
朽ちてゆく向日葵の茎に角度生れ嵐のごときランボーは過ぐ
チュアブルを歯茎の横で遊ばせてただ繰り返すクロスステッチ
飽きもせず作り出しては壊しゆくそんな遊びはやめにしませう
諳んじてゐる恋文をしまひたる貝殻細工のパンドラの箱
午前二時までにあの子を泣かせたら贈呈されるガラスの麒麟
スウェードの靴のあなたが弾きたるコントラバスの硬質の弦
甘たるき言葉操る中年の高濃度のblood sugar
引き金は引けないことを知りながら重たき銃を手渡す人と
2000.spring