* 二人言 * chiaki & mashiro

人物:『シュザンヌ・ヴァラドン』 (no.13)
Date: 02/07/01 18:04

真白:今回はシュザンヌ・ヴァラドンについてです。簡単にヴァラドンのことを書きます。

ヴァラドンはルノワールやドガなどのモデルをしていました。自身も画家です。18歳の時に息子を私生児で産みます。この息子が画家のモーリス・ユトリロ。男性関係がめまぐるしい彼女はロートレックとの熱愛、作曲家サティとも関係があり、サティの友人やユトリロの親友とまで恋人になってしまいます。2002/07/01(Mon) 18:04

千秋:ヴァラドンについては恋多き女性というイメージです。ユトリロも誰の子供かよくわからないみたいです。奔放に生きたという点では羨ましくもありますね。絵についてはユトリロとは全く違う画風で、モデルをしながらいろいろな画家の絵を見て、独自の画風を作った人なのではないでしょうか。2002/07/02(Tue) 17:02


真白:ユトリロが、誰の子供か・・ということについてのものもいくつか読みましたが、結局、ヴァラドンもわからないのじゃないだろうか。という説にちょっと肯いてしまった。真偽は闇の中。
私は実はヴァラドンという人は母親としても女としてもよくわからないんです。とってもよくわからないし、どうしてそう生きるの?と思うんだけど奇妙に惹かれるところのある人なんです。
私生児を産んで、きちんと育てもせずに親に預け、自分は男たちとの遍歴を重ねる。信じられない。
と思ってるところに、小さなユトリロを描いたデッサンを観る。それは間違いなく母親の視線で描かれている。その視線には共感できる。こんな小さな不思議さをいくつも持っている人のように思うの。2002/07/02(Tue) 17:46


千秋:そうそう。不思議だよね。奔放に生きているけど、それほど憎まれていないような気がします。実際はわからないけど。でもきっと強烈な個性の持ち主だったのではないかな。みんながモデルに使いたがる人だったし。
ルノワールの絵で何人かの女性が描かれているものも全てヴァラドンがモデルというのもあるみたいですね。ルノワールとは恋愛関係はなかったようですけど。あったのかな?
やっぱり一番の熱愛はロートレックとだよね。2002/07/03(Wed) 14:37


真白:一番かどうかわからないけど(笑・・次々相手をかえる人って全員が一番かもしれないし、全員そうじゃないかも・・どうなんだろう)ヴァラドンとロートレックは20歳くらいから恋愛してるからより情熱的だったかも。
ロートレックは13歳と14歳の時骨折をしてそれから足の成長が止まってしまい身長は153センチ弱と言われている。高貴な家柄の出だったロートレックは、足に障害を持たなければ爵位を相続しただろうから画家になっていたかどうかはわからないよね。
ヴァラトンとルノアールはどうだろう・・・ヴァラドンの才能を賞賛したのはしただろうけど・・・
ロートレックはドガを師匠と仰ぐけどこれが一方通行の親愛で、ふたりの関係も面白いけど、ヴァラトンはドガのモデルだったんだよね。あの映画では(葡萄酒色の人生)ちょっとロマンティックな出会いってかんじで描かれていたけど、もしかしてそれも承知でロートレックは・・・と思ったり。2002/07/03(Wed) 16:37

千秋:子供の籍を入れた画家のユトリロとは関係があったの?その人が父親じゃないのはわかっているのでしょ?
ヴァラドンとルノワールは恋愛関係はなかったように私は思えます。
ロートレックとは20歳くらいから恋愛しているの?それは長いですね。でもロートレックだって娼館に出入りしているからいろいろな恋愛があったのでしょうね。
エリック・サティとはちょっとだけのつきあいみたいですよね。
恋愛のことはさておき、息子との関係はどうなんだろうね。ユトリロは常に母の愛を求め続けて不安定なのではないのかな。ユトリロの孤独な画風は母子関係の影響はあるよね。常に忙しい母親だったしね。2002/07/05(Fri)


真白:籍を入れた人とはどうだろうね。あったんじゃないかな。うん。ロートレックとヴァラドンは若い時期で激しく濃厚であったことは確かみたいです。サティとは20代後半くらいだったと思う。
あ、千秋から送って貰ったサティ展の案内によれば、「ヴァラドンは自ら積極的にアプローチ。27歳のサティに出会った当時は10歳のユトリロの母だった」と書いてあるので、ヴァラドンは28歳だったわけですね。サティが音符と一緒にヴァラドンの絵をスケッチしてる楽譜はステキだなぁ。

ユトリロがヴァラドンのことをどう思っていたかということを思う時、私は岡本かの子、太郎親子のことを連想してしまうんだよね。同じ一人息子、同じく恋多き母親。かの子が書きものに熱中している時、太郎を柱にくくりつけていた。というのを知ったとき結構大きな衝撃でした。
息子が母親を愛する気持ちというのはとてもわかるんです。だけど母親が息子を愛しすぎるという逆の場合もそうだけど、ちょっとそれは悲恋の感情に似てくるような気がします。客観的にみてるとせつないような感情を抱いてしまう。
しかし、息子を裏切ってしまうという母親は理解不能です。けど、何度も書くけどヴァラドンという女性にはなぜか魅力を感じるから不思議なんだよね。2002/07/06(Sat) 22:33

千秋:岡本かの子と太郎かぁ。確かに関係は似た所があるかもしれませんね。子供の性格はずいぶん違うような気がするけど。
でも自分の母親が自分の友達と結婚してしまったりしたら、ショックではないでしょうか。年齢差を考えても複雑な気持ちじゃないかなぁ。恋の町パリだから許されるかな。

エリック・サティとの恋は新井満「エッフェル塔の黒猫」に描かれています。子供だったユトリロも出てきて、やっぱり淋しげな子供という感じがします。あまり母親にかまわれない、モンマルトルでいつも落書きをしている男の子。でもヴァラドンも決して突き放しているわけでもないんだよね。どう接していいか、悩んでいる所もあるみたいです。2002/07/08(Mon) 16:56


真白:確かに色々違うところはあるんだけど、ユトリロも太郎も母親が死んで率直にどう思うかと問われれば、「僕は彼女を本当に愛していました」と言うでしょう。勿論誰でも自分の母親は愛している訳ですが、彼らの場合は、なんとなくそこに悲恋の感情をとても想起してしまうんだな。

新井満の「エッフェル塔の黒猫」は読みたい読みたいと思ってまだ読んでいないんです。サティとヴァラドンの恋愛は短かったよね。ヴァラドンから接近してサティを虜にしたまま去っていったというかんじに描かれていますか?私はそんな印象なのだけど・・・・考えればサティも悲恋だね。2002/07/08(Mon) 23:05


千秋:「エッフェル塔の黒猫」の中でヴァラドンとのかかわりはどうだったかな。ヴァラドンが積極的に接近って感じでもなかったよ。熱愛って風でもなくて、なんだか自然な関係という感じがしました。通り過ぎていった女性というかね。サティはそれほどたくさんの恋愛はないみたいだけど、ヴァラドンが特別な女性ということでもないみたい。でも読んだのがちょっと前なので、私の印象もあやふやかも。真白も是非読んでみてください。2002/07/11(Thu) 10:29




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