* 二人言 * chiaki & mashiro

映画:『アザーズ』 (no.6)
Date: 02/05/02 22:33

■このページは映画について語り合ってるため、この映画をご覧になっていない方にもストーリーや物語の結末が解ってしまう可能性があります。

真白:「アザーズ」・・不思議な映画でした。それにしてもニコールは綺麗だね。2002/05/02(Thu) 07:34


千秋:私もニコールのきれいさに「ムーラン・ルージュ」以来ハマっています。「アイズ・ワイド・シャット」とかも今思うときれいでいいよね。
「アザーズ」の役はヒッチコック映画とかによく出てくる知的美女(グレース・ケリー系)が恐怖におののくパターンと思いました。だいたいやせていて、色白で、上品な人。
この映画は「シックス・センス」に似ていると私も思ったんだけど、それを言っちゃうとネタがばれてしまうから面白くなくなっちゃうよね。ただ「シックス・センス」の後の映画だから二番煎じな感じがするのが惜しいです。「シックス・センス」を観ていなかったらもっと衝撃的な映画だった思います。2002/05/02(Thu) 09:20


真白:「アイズ・ワイド・シャット」のニコールは綺麗でした。彼女は服を着ているととても華奢に見えるのに、脱ぐと(下着になると)肉感的だね。
「シックス・センス」に似ているというのは私も思いました。しかし、製作者にうまく騙されていくというかんじは、「ビューティフル・マインド」の途中あたりまでのかんじも思い出した。勿論、「ビューティフル・マインド」とは全く違うのだけど、妄想を観客も現実と信じさせられているというような流れが、騙し絵だとわかってて騙し絵を見てる感覚と違ってる。

子役もいいキャスティングだと思った。上の女の子はおしゃまでリアリスト。母親の不安定さも理解していて、何言ってるんだかと思いながらも罰でバイブルを読んだり。(笑)
下の男の子は末子の男の子というかんじ。汎不安なんだけど母親は盲目的に愛する。

死者集というアルバムが出てきたけど、あれはイギリスでは本当にあったのかな?
死に顔アルバムを作っているというのは怖い話。2002/05/02(Thu) 22:27


千秋:私も「死者集」というのが、あの映画の中で一番怖くて印象に残りました。ああいうのがあるんですね。なんとなく聞いたことがあるにょうな気がするんだけど、詳しくは知らないです。
「ビューティフル・マインド」のような形で観客を欺くのは納得。途中まではそう信じさせておく技法とでもいいましょうか。「アザーズ」は3人の使用人が死者なのではないかと疑わせることで、核心から遠ざけているのではないかな。2002/05/06(Mon) 01:33


真白:「死者集」は、よくわからないけど、死人の写真が、あんな風に撮られてあんな風にまとめられてるというのが、少々カルチャーショックだな。
磔刑をはじめとして死者として絵画で一番多く描かれているのはキリストだと思うけど、アングルが変わるとドキッとしますね。たとえば、マンテーニャの「死せるキリスト」のように臥位で横たわるキリストを足元から描かれていたりすると・・・・
写真は遺影(生前の故人の写真)という先入観があるせいか、死者の写真はリアルですな。

あの3人もそうなのだけど、私はどうもあの結末を引き出すために三段階仕掛けをしてるように思えたの。
二段階目はあの3人なんだけど、最初は、リチャード(夫)あの現れ方とかも・・・家に戻ってからも。(笑)あのリチャードは何に出演してたのだったっけ?何かの映画で観たよね。


マンテーニャ 死せるキリスト
http://art.hotspace.jp/M/Mantegna/man06.jpg
2002/05/06(Mon) 19:28


千秋:死せるキリストってドキッとする絵だね。気に入りました。実物を見てみたい。「死者集」は写真だから怖いね。でも本当に絵画には死体の絵が多いということに気が付く。意外ときれいって目で見てるよね。私が気に入っている死者の絵は「マーラーの死」ってタイトルだったかな。ちょっとあやふやです。フランスで見た絵でした。

「アザーズ」での夫は何の人かなぁ?雑誌かなにかで読んだような気がするけど、わかりません。役名はチャールズじゃなかった?三段仕掛けか。そういわれてみればね。でも私はそうハッキリ区切られていたとも思えないけど。映画の結末を知ってから、そういえばあの夫は変だったなぁということくらいかな。「シックスセンス」だと奥さんが一緒に食事をしているのに様子が変だったとか。目の前にいるのに気が付かない風だったと後から思う部分に似ている。

「レベッカ」っていう映画があったけど、ちょっと似ているなぁ。雰囲気が。2002/05/07(Tue) 22:31


真白:「死せるキリスト」って絵の色も何ともいえないし、とても人間的な死体というかんじで、それでいて、両手足のスティグマータがただの死体ではないことがひどくリアルに伝わってくる。

千秋の言う「マラーの死」はダヴィッドのこれ?

http://art.hotspace.jp/D/DavidJL/da03.jpg

これは、ブリュッセル王立美術館だからフランスじゃなくてベルギーで観たのかも・・・
こちらは、キリストじゃなくて革命家の死体だからまた違ったかんじを受けるね。

知らなかったけどムンクもこの主題で描いている絵があるようです。この革命家は女に殺された。


http://210.248.158.205/Art/Masterpiece/munch/4/640/8.jpg

「アザーズ」の夫はわかった。
ユアンと「シャロウ・グレイブ」で共演してたみたいです。あれはユアンばかり観ていて(ゴメン(笑))あとのふたりのことはあまり記憶にないのだけど・・・(笑)
いや、リチャード(チャールズ?(笑))は霧のなかからもやって現れて此の世のものじゃないような印象をとても持つじゃない?それはそうなのか・・・と思ってるうちに3人の例の写真を見てしまって。(笑)

子供の光アレルギーのことだけど、ニコールのナーバスすぎる言動を光らせるためにあれが必要なのかと思ったりしながら観てたけど、光アレルギーという現実的なものを持ってくることでやはり結末から遠ざけようとしている狙いもあるのかなと振り返ると思う。2002/05/08(Wed) 00:29


千秋:「マラーの死」はそうそうきれいな絵でしょ。ブリュッセルにも行ったからその時に見たんだ。ベルギーは好きな画家がいっぱいいるの。マグリットもベルギー人だし。ベルギーのブルージュという街なんか天井のない美術館と言われているんだよ。ここにはメムリンク美術館があるの。
ムンクも同じ主題で描いているんだね。この革命家のことは全然知らないんだけどさ。

オランダも良かったよ。レンブラントもあるし。

「シャロウ・グレイブ」は見てないので、知らないです。あの夫の登場はたしかにこの世のものとは思えない感じがするよね。霧の風景は庭師の人が外で働いているシーンも幻想的できれいだった。背景に家があって。家の外観もステキなの。この映画のもうひとつの主役は家だよね。2002/05/08(Wed) 13:53


真白:マグリットは文句なく好きだな。あと、デルヴォーも私は好きです。千秋からデルヴォーの絵葉書を送って貰ったような気がする。デルヴォーは姫路で観ました。20歳頃。(笑)
上の息子の友達がベルギーに父親の仕事の関係で住んでいたらしくって「ブリュッセルにいました」と言ったブリュッセルの発音がとても綺麗だった。ベルギーはフランス語らしいですね。
ブルージュって名前からしてステキそうな街だね。天井のない美術館かーいいな。

あの家というか館ぽい建物はいかにもイギリスのというかんじで霧に包まれるとますますいかにもというかんじでよかったね。

映画の話なのにたくさん絵画にリンクしてしまったけど、「アザーズ」はやはりあの結末が命の映画だと思う。ニコールの次回作に期待しています。2002/05/10(Fri) 21:53


千秋:デビット・フィンチャーの新作「パニック・ルーム」は主役がジュディ・フォスターではなくて、ニコール・キッドマンの予定だったそうですね。骨折して「ムーラン・ルージュ」の撮影がのびてしまって、降板したとか。ニコール・キッドマンのを見たかったですね。
また違った役をいろいろ見てみたいですね。「アザーズ」はハマリ役だったなぁ。2002/05/13(Mon) 13:31




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