折込みどどいつ・・・・2008  き・れ・い・な
岸のほとりに連翹咲いて田舎芝居の泣き別れ 恵子
傷を数うる歴史のようねいつもあたしが泣きをみる 恵子
綺羅をなすよな烈婦と呼ばれ粋なあねさん泣き上戸 恵子
きって捨てたる麗人・佳人いまの流行りは並みかへちゃ 龍人
きのう別れて恋情消えたいいえちらほらなごり雪 恵子
桐はむらさき れんげは赤よ 色はいろいろ なあおまえ 恵子
キスをするにも礼儀があって一度だけなら何気なく 龍人
きつく結んだ連理の中も今は昔となすばかり 栄子
着物姿に恋慕はすれど命までもは投げはせぬ 栄子
絹のブラウスレースのコートいちに良いのは奈良晒し 栄子
君と僕とはレモンの味よ言ったしりから仲違い 栄子
きらり輝く霊峰富士が一はわたしと茄子に言う 栄子
きみと一緒の列島クルー幾夜寝覚めの波の上 龍人
君は殺し屋冷酷無比で意志は強固に情け無し 龍女
気前よくって礼儀もあってイタイところは怠け癖 真白
気障な態度で礼節説かずいっそわたしを泣かせてよ 龍女
きみとゆきます霊湯秘湯いっそこのまま奈落へも 恵子
君の手枕連理の枝が棘の朝はなさけなや 燦
汽車で駆け落ち連絡したらいいひと出来たと泣かれちゃう 初枝
切ってごらんよ蓮根の穴五つ六つか七つ八つ 燦
キレてしまうわレニーやのーても一発どついて投げてやる 真白
       (ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月)
金糸銀糸の礼服捲くり意地と度胸で「なめんなよ」 恵子
       (「鬼龍院花子の生涯」より)
汽車にゆられてれんげの畑いささ群竹なごみ見る 恵子
霧に隠れたレーニン廟に行くわあなたのナターシャは 燦





∴ MEMORY DATA
西王 燦・山本栄子・谷口龍人・滝下恵子・藤田初枝・山科真白
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2008.4.4-5.11・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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