座 で 巻 く


  半歌仙   木枯の巻




発句 木枯の音聞く夜や旅の宿 栄子
銀杏落ち葉と長き船影 圀臣
第三 はろばろと峰越へて行く鳥ありて 龍人
羽根のペンもて描くデッサン 真白
賑ひの灯のカフェテラス月の下 美保
豊かに熟れた白桃を食む とも子


初句 落ち鮎の群は水中に影ふかく 圀臣
黄八丈着て逢いに行く夜 栄子
くちづけのあとをうなじに残されて 真白
寂しからざる恋はあらなく 龍人
緑陰にごろり寝ころび伸びをする とも子
ピナイサ−ラの滝のしぶきに 美保
夕さりて素麺冷やす厨内 栄子
醤油のかをりほのか立ち初む 圀臣
天窓のひかりあまねしダイニング 龍人
置き忘れたるスプリングコート 真白
十一 花の散る真下で両手ひろげゆき とも子
挙句 良きことひとつ抱きゐる春 美保




捌 : 山科 真白




連衆 :橘圀臣 山本栄子 谷口龍人 山野とも子 荒木美保 山科真白




2005年11月13日-14日  神戸ポートピアホテル 於


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