題 詠 俳 句
短歌折込


花 SAKURA


俳人 笹心太 相澤さくら  歌人 山本栄子 山科真白



咲き盛る桜並木を歩みつつここもさみしと手を繋ぎ合う
  栄


桜咲く実寸大の地球儀     心太


2000年4月1.2日 花恋オフ in 東京

心太 詠

SAKURA咲く 君があの後見た映画は 
会えぬかも知れぬ 嵌め込まれた桜並木 
綴じられぬ思いで 桜咲くまでに 
花吹雪 赴任する日は 
日の本は咲くめでたさより散る様を 


桜咲くテディベア-を連れし人     真白


花雪洞ひと夜の恋のはかなさに    栄子

桜花満つふるさとの家朽ちしまま   栄子



 父の声恋しくなりて花の寺       さくら

 手を繋ぎ皆が花人散歩道        さくら

 老木の淋しさ故に花ありて        さくら

 指先の桜ほのかに肩車         さくら


ザビエルの右手に散りし夕桜     真白

合鍵のかたちなぞりて花の雨     真白

バスで行く遍路の桜並木かな     真白


花冷えの夜を日並みの日記書く     栄子

距離埋める術もあるべし花明かり    栄子

面少し痩せしと言い合う花の下      栄子



信じてるベル音聞けぬ花の雨     さくら


折込短歌
美しき鼻梁の人と仰ぎ見し昨夜の桜は散りつつあらむ 真白




桜痴てふ漢ありし明治かな   心太

2000.April BBSにて