パリ5日目2ページ
![]() |
ヴィクトル・ユゴー記念館。 雨だけどここなら回廊を通って濡れずに行けます。。 ユゴーも人生も作品もとても面白いのですが、ユゴーの伝記で私の推薦はアンドレ・モーロワのものです。 デュマに関してもモーロワがおすすめです。バルザックの伝記はツヴァイクがいいなぁ こういう記念館を訪れるなら、作品もそうですが、良い伝記を読んでおくとより楽しめるように思います。 |
![]() |
内部。 ここはユゴーが1832年から48年まで住んでいた家。 入口は地味なのですが中はとても広かったです。 |
![]() |
晩年のジュリエット・ドゥルーエ。 ポール・クローデルは、「ジュリエット・ドルーエというあのすばらしい女性がヴィクトル・ユゴーの捧げたゆるぎない愛情ほど、ユゴーの値打ちを保証してくれるものはない」と書いていますが、ジュリエットという女性は娘を一人抱えた売れない女優でしたが、とてもきれいな人でした。 ユゴーの愛人となりますが、吝嗇なユゴーに徹底的に従い修道女のような生活を強いられてもユゴーを信じ最後までついていった女性です。ユゴーは女好きな人だったし、ジュリエットを手に入れても女癖の悪さは続き、ある時は、他の女との不倫現場を踏み込まれて逮捕されそうになったこともありました。その事件はたぶんユゴーがこの家に住んでた時のことだったと思います。(当時不倫は罪。これで相手の女は投獄され、ユゴーはジュリエットの家に逃げ込んだ。何も知らないジュリエットは別の女でトラブったユゴーに甲斐甲斐しく尽くします) その後、ユゴーは長い亡命生活をしますが、一緒についていき、陰ながら支えました。数々の夫の愛人にはどちらかというと寛容だったユゴーの妻もジュリエットにだけは心を許さなかったようですが、あまりにも長い月日は妻にとっても変化をもたらしたのでしょう。ジュリエットは控えめな態度を崩さず女として一人の男性を愛し続けた自分のわがままを自覚している人でした。妻が亡くなりジュリエットはユゴーと暮らすようになりますがそれも束の間、ユゴーより先に死んでしまいます。 |
![]() |
カルナヴァレ博物館。 庭園がとてもきれいです。 |
![]() |
内部。 カルナヴァレ博物館はパリの歴史がよくわかる博物館。 |
![]() |
処刑前のマリー・アントワネット。 フランス史の本の挿絵として使われる絵や資料などたくさんここに集まっています。 マリー・アントワネットについてはたくさんの本が書かれていますが、あの偉大なるマリア・テレジアの娘としての片鱗は、幽閉から死ぬまでの間にやっと垣間見られるような気がします。 フランス人たちは、ルイ16世を恨んでいたのではなく、オーストリアから来たこのマリー・アントワネットへの憎悪を強く持ったように思います。ルイ16世を処刑したあと、とにかく理由をつけて彼女も処刑しなければならなかったので、最後には息子との近親相姦まで練り上げてしまう腐敗ぶりでした。 愛人がいたり世間知らずの奔放生活を続けてきた王妃も幽閉されてからは王を慕い、娘と息子にとって本当によき母親だったようです。 たくさんの子を産み、国の隆盛のために尽くしたマリア・テレジアはいつもこの娘を案じ書簡を交わしていましたが、幸か不幸か娘の人生の結末は見ずに亡くなりました。 |
![]() |
ルイ17世。 ルイ16世とマリー・アントワネットの間には4人の子供が誕生しましたが、長男と末子の女児はは夭折しています。生き残りタンプルに幽閉されたのは、第一子の皇女と第三子のルイ17世ことルイ・シャルルです。 幽閉後、処刑された父、母、叔母、ひとりだけ生き残る姉とも引き離され、世話もおざなりの暗い塔の中でひとりで死んだとされています。 タンプルで死んだ少年がシャルルではなく、本物の王子は替え玉とすりかえられたという噂があり、王子を名乗る人物が次々と現れ、姉のマリー・テレーズを苦しめますが、結局偽者ばかりであったということが、最近行われたDNA鑑定ではっきりしました。やはりこの不幸な少年はタンプルで亡くなっていたようです。 しかし、夭折した末子の王女がマリー・アントワネットの愛人のフェルセンの子ではないかという説と同じように、この少年の父親についても疑問が付き纏います。行われたDNA鑑定はマリー・アントワネットとの鑑定のみで終っています。 |
![]() |
コニャック・ジェイ美術館。 カルナヴァレの近くにあるコニャック・ジェイ美術館にやってきました。 少し入口がわかりにくいですが無料のこじんまりした美術館です。 |
![]() |
内部。 デパート サマリテーヌの創業者コニャックとその妻ジェイのコレクション。 18世紀の名画、インテリアなどがあります。 |
![]() |
サンテチエンヌ・デュ・モン教会。 左岸に移動しました。 パンテオンの裏にある教会。 |
![]() |
内部。 ステンドグラスはもちろん、内装が非常に美しい教会。 白い透かし彫りのすばらしい螺旋階段があります。 5日8日3ページ目に続きます。 |